転落:小6けが、市道側溝に 示談成立、長岡京市が22万円支払い /京都

11月27日16時1分配信 毎日新聞

 昨年3月、長岡京市の市道で、ふたが外れていた側溝に小学6年の男児(当時)が自転車で落ちて転倒、前歯を折るなどのけがをしていたことが26日分かった。すでに示談が成立しており、市側は男児側に約22万円を支払った。
 市土木課によると、事故があったのは同月2日午後5時50分ごろ。網目状の金属製のふた1枚が雨水を流す側溝の中に落ちていた。ふたや側溝に異常はなく、同課は「なぜふたが外れていたか分からない」としている。市は定期的に市道をパトロールしていたが、異常を発見できなかったという。【広瀬登】

文化審答申:出雲の越堂たたら跡など、国指定史跡に追加指定 /島根

11月26日17時1分配信 毎日新聞

 国の文化審議会(石沢良昭会長)は、出雲市多伎町の越堂(こえどう)たたら跡と聖谷たたら跡を国指定史跡「田儀櫻井家たたら製鉄遺跡」に追加指定、徳城峠越と野坂峠越(津和野町)を同「山陰道 蒲生峠越」(鳥取県岩美町)に、追加指定し、名称変更するよう文部科学相に答申した。県内の国指定史跡は1件増の49件となる。
 田儀櫻井家たたら製鉄遺跡内では、出雲市多伎町の宮本鍛冶山内遺跡と同市佐田町の朝日たたら跡が06年、国に史跡指定されている。田儀櫻井家は近世から1890年まで、出雲で有数の鉄生産規模を誇った鉄師。出雲市は関連のたたら跡の調査を継続し、今回答申されることになった。追加指定の答申があった越堂たたら跡は、多くのたたら跡が山にある中、海岸近くにあり、長期経営されていた点が評価された。聖谷たたら跡は比較的初期のもので貴重という。
 「山陰道 蒲生峠越」は05年、国に史跡指定された。津和野町の2カ所が追加指定され「山陰道 蒲生峠越・徳城峠越・野坂峠越」と名称変更を答申。徳城峠越は津和野城下から浜田藩に行く途中まで延長約3キロ、野坂峠越は長州藩境から城下入り口まで延長1・4キロで番所跡や石敷き、側溝などがある。文化人の往来などで大きな役割を果たした、近世山陰道の益田―津和野間は津和野藩が整備した。津和野町の調査で旧状がよく残っていることが分かり、答申された。【御園生枝里】

景気対策に2億4000万円 佐世保市が補正予算案発表 道路工事 前倒し発注 中小企業 経営安定化図る

11月26日7時7分配信 西日本新聞

 佐世保市は25日、道路工事など公共事業や地域住民の安心安全対策事業を前倒しする緊急景気対策費計2億4000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を12月定例議会に提案すると発表した。景気対策費を計上した市の予算案提案は2006年9月以来、2年3カ月ぶり。市の試算によると、経済波及効果は3億3400万円に上るという。

 同市は世界的な金融危機に伴う景気後退局面に対し、市内の中小企業の経営安定化を図る考え。国の「緊急安心安全実現総合対策」事業の補助金数千万円を一部充てる。

 緊急景気対策費のうち、経済対策事業に市の独自予算2億円を計上。三川内町の市うつわ歴史館や相浦・広田・北地区の3公民館のバリアフリー化▽椎木町の市総合グラウンドのプール維持補修▽農道舗装、市道の舗装や側溝工事‐など計63件を行う。

 安心安全対策事業ではAED(自動体外式除細動器)の小学校など公共機関への整備▽イノシシ捕獲用箱購入補助など有害鳥獣対策事業など5件に約4000万円を拠出する。

 公共事業の中には、来年度予算案への計上を予定していた道路工事などもあるが、市民からの要望や地元中小企業の発注量を確保するために、前倒しで予算化することにしたという。

 同市によると、昨年度下半期の市内の倒産企業数は18件(うち土木建設業者は4件)で、本年度上半期は22件(同8件)で増加傾向にある。

新日鉄エンジニアリング、ブラジル企業から亜鉛メッキ鋼板製造ラインを受注

11月25日18時10分配信 レスポンス

新日鉄エンジニアリングは、製鉄プラント事業部がブラジルの亜鉛メッキ鋼板メーカーのウニガル社から自動車用の亜鉛メッキ鋼板製造ライン(CGL)を受注したと発表した。

ウニガル社は、南米での自動車や防錆化需要の伸びで、増大する南米の自動車用亜鉛メッキ鋼板需要に対応するため、2基目となるCGLの建設を決定した。生産規模は年産55万tで、稼動時期は2011年初めの予定。

新日鉄エンジニアリングは、高品質自動車用鋼板の製造を可能なCGL設備技術、2000年に納入した第1CGLラインの対応実績が高く評価され、受注に結びついたとしている。

《レスポンス 編集部》

<飛鳥寺跡>7世紀の石敷き道路見つかる 中枢結ぶ交差点か

11月25日2時31分配信 毎日新聞

 大豪族・蘇我馬子(そがのうまこ)(?~626年)が建立した国内初の寺院、飛鳥寺跡(奈良県明日香村、596年完成)で、7世紀のものとみられる石敷きの道路、階段状の石組み溝が見つかった。調査した奈良文化財研究所によると、日本書紀が大化の改新(645年)の中心人物、中臣鎌足と中大兄皇子(なかのおおえのおうじ=天智天皇)が出会ったと伝える「槻木(つきのき)の広場」や、同寺、飛鳥京など飛鳥の中枢施設を結ぶ交差点の一部の可能性があるという。

 現在の本堂(当時の中金堂跡)から約140メートル南東の水田を調査した。石敷きの道路は、北と東のへりにそれぞれ縁石(約70センチ大の花こう岩)が長さ4メートル、2メートルにわたり施されていたことから北東角と判明。また、石敷き道路の東隣では、50~70センチ大の花こう岩で築いた石組み溝を南北4メートル分確認。西側が2段、東側が3段積みの階段状で、東西幅は0.7~2.6メートル、深さは20~80センチあった。

 道路は飛鳥寺と飛鳥京の間に位置し、今回の調査地から西へ約30メートル付近では過去にも石敷き道路が見つかっている。また、飛鳥寺と飛鳥京の東には、現在も南北に丘陵が連なる。今回は、丘陵沿いに想定される南北道路(過去の調査で一部確認)は見つからなかったが、石組み溝をその西側溝と考えると、橋などの構造物を介し、東西を走る石敷き道路と南北道路は丁字状に交わる交差点が想定できるという。【林由紀子】

 ▽松村恵司・同研究所都城発掘調査部長の話 飛鳥の土地利用を考える上で貴重な発見。石敷きの道路は、飛鳥寺参拝のための空間を兼ねていたのだろう。

凍結「びわこ空港」基金 県、中小企業支援に転用へ

11月21日9時29分配信 京都新聞

 滋賀県が東近江市、日野町に計画し、現在は凍結されている「びわこ空港」建設のために設けた基金(11億円)のうち4億円が、県の新たな中小企業支援ファンドに転用されることが20日までに明らかになった。「空港と同様、経済振興に役立つ」ことを理由としているが、計画中止を明言していない状態での基金の転用には、地元から戸惑いの声も上がっている。
 基金は、「びわこ空港周辺整備基金」。県、滋賀、びわこの両銀行などが計6100万円を出資して1992年に設立した。運営する財団法人は今年6月の理事会で、県が新設する「しが新事業応援ファンド」に4億円を貸し付けることを決定した。地域産業支援の貸し付け事業をできるよう、定款も変更した。
 びわこ空港は、1988年に旧蒲生町(現東近江市)と日野町を予定地に整備計画を決めたが、周辺住民の反対や財政難などから2000年に凍結された。県や日野町の担当部課は廃止され、県基本構想にも盛り込まれていないが、県は「中止」を明言していない。
 同基金の転用について、日野町の藤沢直広町長は「出資元でないため金の使い方にまで関与しないが、空港整備計画の始末をつけるのが先だ。空港は、中止した新幹線新駅と並ぶ県の大型公共事業。方針を示してからにしてほしい」と話す。
 一方、同基金の事務局を担当する県企画調整課は「県財政が危機的な状況にあり、同じように経済振興に役立つので財団法人に協力をお願いして実現した。今後の組織や残金の在り方は財団法人が決めると判断している」としている。
 ■びわこ空港周辺整備基金 積立額は延べ約27億円で、県や市町の拠出金が約20億円、運用益が約6億円。空港予定地の日野町や旧蒲生町(現東近江市)が、反対集落を除き、道路や用排水路、集会所などの整備補助金として約16億円を使った。2000年の空港凍結以降は使われず、約11億円が残された。

鞍切遺跡:被葬者の枕か? 石棺内部から石材確認--松江 /島根

11月21日16時2分配信 毎日新聞

 県埋蔵文化財調査センターは20日、松江市西尾町の鞍切(くらきり)遺跡の4号墳から、箱式石棺、大刀、石棺内部には被葬者の枕とみられる石材が見つかったと発表した。いずれも古墳時代中期ごろの埋葬品で、同センターは「埋葬形態がよく分かり、朝酌地域の古墳時代の社会を考える上で貴重な資料」としている。
 総面積約1万平方メートルの鞍切遺跡内には4基の古墳がある。4号墳のある2区(約2700平方メートル)の調査は今年9月下旬から開始、12月中旬までを予定している。
 4号墳は一部破壊されているが、11メートル四方の方墳と推定される。古墳時代中ごろに造られ、墳丘の中央には、長さ2メートル、最大幅0・5メートルの箱式石棺がある。石棺内には被葬者の枕として使われた可能性がある石材(長さ24センチ、幅12センチ、厚さ5センチ)、石棺外からは大刀の一部が出土した。
 また、4号墳の南方の「出雲三十三所観音巡礼路」として江戸時代に使用されていた街道(調査部分は長さ28メートル、幅1・4~1・8メートル)では、側溝が造られ、路面には石や砂が敷かれていることが分かった。
 24日午前10時から現地説明会が開催される。問い合わせは第五大橋発掘調査事務所(0852・39・9030)へ。【御園生枝里】

福知山マラソンを前に会場をきれいに 商議所女性会が清掃作業

11月18日16時10分配信 両丹日日新聞

 福知山マラソンを直前に控え、福知山商工会議所女性会は18日午前8時30分から福知山市三段池公園で清掃奉仕活動をした。毎年恒例の事業で、前田啓子会長をはじめ25人が参加して、落ち葉集めに励んだ。

 会員たちは、そろいのピンクのかっぽう着を着込んで集合。マラソンのスタート・ゴール地点となる総合体育館前を中心に作業し、広い駐車場を竹ぼうきで掃き、コースとなる道路は側溝にたまった落ち葉をすくい上げて、ビニール袋をいっぱいに膨らませていった。

 ジョギングする人たちから「ご苦労さまです」と声をかけられ、前田会長らは「本番でも全国から集まる1万人のランナーのみなさんに、きれいな会場で気持ち良く走ってもらいたいです」と張り切っていた。

 このほかコース沿いの各地区でも、大会を前にして熱心な清掃活動が行われており、歓迎機運が日ごとに高まっている。

チボリ最終章:緑地保全を基本に 倉敷市、公園整備構想を発表 /岡山

11月20日15時2分配信 毎日新聞

 ◇市有地との換地など2案
 今年限りで閉園する倉敷チボリ公園の跡地利用に関して、伊東香織・倉敷市長は19日、公園整備構想を明らかにした。市有地との換地案と、換地に加え土地の一部購入・賃借を想定した緑地保全を予定している。27日開会の11月定例市議会での議論や市民との意見交換などを踏まえ、地主のクラボウと交渉する予定。【山崎明子】
 市は、園内の用水路沿いにある市有地や、民間の開発事業者に義務付けられている緑化面積など約1~2ヘクタールを集積して現在の樹木を維持することを基本構想としている。
 具体的には2案を提示した。第1案は、公園の中央を流れる用水路両岸の市有地を拡幅して、幅22メートルの緑道(用水路分4メートルを含む)にする。拡幅分の土地は園外に隣接する市有地0・43ヘクタールと等積交換する。同時に民間開発に際して、敷地の4%の緑化を事業者に義務付けた市自然環境保全条例により、0・48ヘクタールを確保、敷地中央に緑地を配置する。
 第2案は、第1案に加えて1ヘクタール程度の土地を確保して、園外の公園予定地とつなげる。土地の賃借費用は年間5000万円、購入する場合は十数億円と試算。第1案は初期投資に2億円、年間管理費1300万円、第2案は同4億円と2600万円を見込んでいる。
 公園は無料の緑地公園とし、既存の樹木やトイレ設備などを活用する考え。土地の確保には国の補助制度を活用するとともに、県にも一定の協力を求める方針。整備開始は土地返還後の10年2月以降になる見通し。
 会見した伊東市長は、市民と直接対話する「市民ふれあいトーク」の場などで意見を聞いたうえで回答することを明らかにした。一方、県から打診があった県有施設については譲渡を受けない方針。
 倉敷市の構想について、クラボウ広報グループは「今後市からの説明を受けた上で検討したい」、チボリ・ジャパン社の坂口正行社長は「緑のスペースが残る方向で協議を進めていく方針は喜ばしい」とコメントした。

迷いサケ:哀れ、用水路に--美里 /宮城

11月19日13時1分配信 毎日新聞

 鳴瀬川から取水している美里町小牛田の農業用水路に遡上(そじょう)してきたサケの小群が迷い込み、次々力尽きている。今月上旬、小学生が同川中流堰(せき)近くで1匹見つけたのが最初。その後、地元の元高校教諭、河野真人さん(60)が調べたところ、用水路の下流約2キロにわたり約30匹を確認。17日現在生き残っているのは半数以下とみられる。
 河野さんによると、サケの群れは中流堰から迷い込み、産卵場所を求め奥へ奥へと入り込んだようだ。サケの卵粒が数カ所にまとまってあったが、未受精卵のようで、変色していた。産卵環境にほど遠い状況で、子孫を残す可能性はごく薄いとみられる。
 同川はサケ遡上水系の一つで、地元漁協による捕獲・採卵・放流事業が行われている。用水路は幅60センチ~3メートルで水かさが浅く、人が近づくと水しぶきを上げて逃げ回る。迷いサケの目撃はまれという。【小原博人】