伊勢湾台風:50年 気象台職員が防災対策講演--豊川 /愛知

月27日12時1分配信 毎日新聞

 伊勢湾台風から50年を迎えた26日、豊川市新道町の市勤労福祉会館で名古屋地方気象台の伊藤春夫防災調整官が「台風シーズンと気象にかかる防災対策~伊勢湾台風50年を振り返って」と題して講演した。市などの主催で自主防災会のメンバーら約250人が参加。
 伊藤調整官は伊勢湾台風の教訓から避難の重要性を強調した。伊勢湾台風の6年前、53年の台風13号では高潮で三河湾沿岸を中心に72人が犠牲になったが名古屋では被害が少なかった。このため伊勢湾台風では、三河地方の自治体は早めに避難命令を出して効果があったが、名古屋では避難が遅れたという。また、避難に備えて「いつごろ逃げるかシミュレーションしておくと良い。雨が降り出してから避難する際は側溝に落ちる危険性もあり、逃げるタイミングが大切」とアドバイスした。【中島幸男】

コアな旅番組「ヤマモト世界旅行社」放送終了へ-文化放送の方針転換で /東京

9月25日1時36分配信 みんなの経済新聞ネットワーク

 翻訳事業などを手がけるアジュール・コネクション(港区東新橋2)代表の山本ケイゾーさんが企画出演する文化放送のデジタルラジオ番組「ヤマモト世界旅行社」の放送終了に伴い、9月23日に最後の収録が行われた。(新橋経済新聞)

 同番組の終了は「UNIQue the RADIO」チャンネル打ち切りに伴うもの。同番組のほか、同じくデジタルラジオとインターネットラジオで同時放送していた33番組が10月4日で放送を終える。文化放送によると、チャンネル終了はアニメチャンネル「超!A&G+」1本に注力するためだという。「UNIQue the RADIO」視聴者の登録数は15万人。

 同番組は2007年2月にオンエアを開始。これまで隔週更新で2年半にわたり放送を続けてきた。紹介してきた旅先はヨーロッパ14カ所、アジア23カ所、アフリカ2カ所、オセアニア3カ所、国内6カ所、南極など。通常の旅番組では扱わないエリアの紹介や、世界数十カ国旅してきた山本さんの見聞録も交えた珍重な情報が多いのが特徴。

 パーソナリティーを担当する山本さんは、DJを務めるのは同番組が初。「当初はコンテンツや企画の提供のみの協力の予定だった。旅好きということで親交のあった当時のディレクターの推薦でいきなりDJをすることになった」(山本さん)。2時間生放送の初回からトークも滑らかで、同番組担当者も驚いたという。結果、半年の予定がこれまで延期されてきた。

 過去の放送では、マイナス26度の極寒の北海道で山本さんが鶴の声を録音してきたり、あまりにもマイナーな場所のため資料が1冊しかなかったりと苦労も多かったという。「現地の人に聴かせたい」などの要請もあり、番組は世界各地へも広がった。「本当にいい番組だった。聴いているこちらまで旅に出たくなった。無くなるのは残念」と番組担当者らも終了を惜しむ。

 「相方」を務めてきたのはフリーアナウンサーの室由美子さん。2人の絶妙の掛け合いに、収録中スタッフの間でも笑いが絶えなかった。昨年8月には、空港関連ニュースサイト「みんなの空港新聞」のヘッドラインニュースを紹介するコーナーも新設。清泉女子大学在学中の「現役女子大生アナウンサー」山部朱里さんがニュース原稿を読んできた。

 最終回となるこの日の収録では、総集編としてこれまでを振り返った。ゲストにはミニコミ誌「野宿野郎」(不定期刊行)編集長の加藤千晶さんが電話で登場。「側溝は風が抜けるので寒い」「ダンボールはマクドナルドのものが使いやすい」など、野宿の醍醐味や極意を語った。

 山本さんは、「番組はパーソナル感のあるラジオならではの良さがあった。これほどニッチな旅番組というのもほかになく、それが長く続いた理由だと思う」と振り返る。「経済状況の変化やネットが発達した影響などで、旅も激変していく。今後も何らかの形でそういった旅情報を発信していければ」とも。

 同番組の放送は9月25日=12時~14時・18時~20時、同30日=10時~12時、10月2日=12時~14時・18時~20時、同月4日=10時~12時。ウェブまたはauの対応携帯からチ9301chで受信できる。

「ワニ」どこに!?

 ワニの目撃情報が寄せられた豊橋市石巻町の貯水池「三ツ口池」。警察官が警戒に立ち、やじ馬も詰めかける「騒動」となっている。28日には、池を管理する水資源機構の職員がボートで初めて探索したが、見つからなかった。(岡田匠)

 豊橋駅から車で約20分。石巻山(標高358メートル)のふもとにある三ツ口池は面積7・2ヘクタール。水道、農業用水の貯水池で、一番近い民家まで1キロほど離れている。立ち入り禁止とされているが、ブラックバスなどを目的に入り込む釣り人は珍しくない。
 この日は水資源機構の職員3人がボートに乗って池に入った。目撃情報があった東側の茂みを中心に双眼鏡を使って、約30分間捜した。29日以降も続けるという。同機構豊川用水総合事業部の大塚義隆次長は「池には近寄らないでほしい」と呼びかけている。
 最初の目撃情報が豊橋署に寄せられたのは25日。住民らで組織する石巻校区防犯パトロール隊の鈴木節二さん(72)が届け出た。釣り人から「水面から目の玉を二つ出したワニが近寄ってきた」と聞いた。24日には鈴木さん自身が、1メートルぐらいの黒くて、棒のような物体が泳いでいるのを見たという。
 豊橋署では、25日から署員を日中、池に配置して警戒に当たっている。「ワニ?注意」と書いた紙も張った。
 26、27日の週末はやじ馬がひっきりなしに訪れた。28日に訪れた男性(55)は「ワニがどんな風に泳ぐのか見てみたい」と話した。「最近、カワウやカモといった水鳥を見かけなくなった。ワニのせい」と話す人もいた。
 ワニが屋外で捕獲される事例は珍しくない。08年8月には福岡県筑後市の田んぼのあぜ道で、07年9月に金沢市の住宅地の側溝などであった。豊橋市保健所によると、ワニの飼育には保健所への登録が必要だが、市内での登録件数はゼロという。ただ市内のペットショップの店長によると、インターネットなどを通じて無許可で購入する人も珍しくないという。体長10~20センチの子どもで10万円前後。種類によって数年で2~3メートルに育つという。
 約200頭のワニを飼育している静岡県東伊豆町の「熱川バナナワニ園」の飼育員によると、ワニはトンボや魚、鳥など何でも食べるが、気温が14度以下になると凍死する。「半年ぐらいはエサを食べなくても生きていけるが、池に生息していたとしても、冬を越すのは難しいだろう」と話している。

アスファルトのすき間に「ど根性ウリ」

養老町船附の豆類製品の製造直売店「豆富村」で、作業場のアスファルトと側溝のすき間からウリが芽を出し、関係者を驚かせている。最近は黄色い花も咲かせた。

 作業場では、7月上旬ごろ、ウリのかす漬けを作るため加工作業をしており、その際、アスファルトの小さなすき間に流れ出た種が芽を出したらしい。

 芽を出したのは作業場の3カ所。小さな実が付いているのも確認でき、経営者の中村文子さんは「収穫が楽しみ。大きく育って」と笑顔を浮かべていた。

武者返し:ハンガー /熊本

9月23日16時0分配信 毎日新聞

 夜の8時ごろだった。道路脇の側溝に車の鍵を落としてしまった。コンクリート製のふたを開けようとしたが、びくともしない。ふたの穴は小さくて手は入らない。家まで20キロはある。あいにく、タクシー代も持ち合わせていなかった。
 針金でできたハンガーを使えば取れるかもしれない。そう考えてコンビニに向かった。目当ての品はなかった。女性店員に事情を話すと、店で使っていたとみられるピンクのハンガーを出してくれた。「もう少しで仕事が終わるので一緒に行きましょうか」とも言ってくれた。
 悪戦苦闘15分、携帯電話の明かりを頼りに鍵を引っかけて取り出した。店員にお礼を言いに行くと笑顔で迎えてくれた。親切が身にしみた。大きく変形したハンガーを大切に取っておこうと思う。

鋼板カルテル 大手3社罰金

9月16日8時16分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 建材用亜鉛メッキ鋼板の販売価格をつり上げるカルテルを結んだとして、独禁法違反(不正な取引制限)の罪に問われた日鉄住金鋼板(東京)、日新製鋼(同)、淀川製鋼所(大阪)の大手メーカー3社に対して、東京地裁は15日、罰金1億6000万~1億8000万円(求刑罰金各2億円)の判決を言い渡した。

 旧日鉄鋼板(現日鉄住金鋼板)の元専務、佐々木孝夫被告(65)ら6人に対しては、懲役1年~同10月、執行猶予3年(求刑懲役1年~同10月)の判決となった。

 半田靖史裁判長は判決理由で「著名な大企業の3社には法令順守の取り組みが一層求められていたのに、犯行態様は組織的で巧妙。価格カルテルの根は深く、法令順守の意識は低い」と述べた。

 判決によると、材料価格の高騰を受け2006年4~6月、佐々木被告ら6人は共謀し、7月の出荷分から1キロ当たり10円値上げするカルテルを結んだ。

 公正取引委員会は今年8月、3社に総額155億円の課徴金納付を命じた。

 JFE鋼板(東京)もカルテルに加わっていたが、公取委に自主申告したため刑事告発を免れ、課徴金も免除された。

コマツ、軌道陸上兼用作業車をモデルチェンジ…遠隔管理システムを搭載

9月14日20時41分配信 レスポンス

コマツは、軌道工事向けの軌道陸上兼用作業車スーパーライナー『PC58UUT』をフルモデルチェンジし、9月15日から販売を開始する。

スーパーライナーシリーズは、鉄道保線作業などの軌道工事の機械化・効率化を目指して開発した。今回のフルモデルチェンジでは、スーパーライナーシリーズの軌道仕様車としての特長を継承しつつ、安全性能、環境性能を強化、完成度を高めたとしている。

最新の排出ガス規制に対応するとともに、GPS(全地球測位システム)などITを駆使した車両遠隔管理システム「コムトラックス」を軌道陸上兼用作業車に初めて標準搭載した。コムトラックスを装備することで車両の位置や稼働状況をいつでも把握でき、保守管理業務の効率化につながる。

また、左右の溝掘削が自由自在なオフセット式ブームの採用で、正面を向いたまま無理なくラクに左右の側溝掘りができる。位置決めがしやすく、簡単に直線に掘ることが可能で、軌道工事に適している。

価格は狭軌専用仕様が1670万円。

《レスポンス 編集部》

樋口さんと井本さんへ「小さな親切」実行章 和歌山・橋本市

9月11日7時56分配信 産経新聞

 橋本市内の男子中学1年生が落とした500円玉を1時間半もかけて拾い上げた橋本署橋本駅前交番相談員、樋口敏眞さん(61)と、大阪第一交通橋本営業所のタクシー運転手、井本善久さん(51)に10日、社団法人「小さな親切」運動本部(東京)から「小さな親切」実行章が贈られた。

 7月23日午後1時ごろ、橋本駅前の側溝に中学生が市営プール入場料の500円玉を落とし、ふた(重さ120キロ)がびくともせず、プールをあきらめて帰った。しかし、駅員から話を聞いた樋口さんと客待ちをしていた井本さんが協力。井本さんが自宅まで手作りのバール用の道具を取りに帰り、30度を超す炎天下で汗だくになりながら拾い上げ、駅員を通じて500円玉は中学生に戻った。

 中学生は「何時間も暑い中、汗をかいて拾ってくれてありがとうございました」と礼状を書いており、実行章を受け取った2人は「代わりの500円玉ではなく、落とした500円玉が戻ったのがよかった。表彰されるほどのことではないが力になれてよかった」と話していた。

県有地公売:「安価で売らないで」 津・大谷住民が県に要請 /三重

9月8日12時1分配信 毎日新聞

 津市大谷町の第1自治会(出口良也会長)と周辺の計333世帯は7日、同町にある県有地の公売を巡り、土地を安価で売らないことなどを県に要請した。
 県は08年3月まで県職員公舎に使われていた同町内の敷地約3000平方メートルの公売を検討している。
 自治会は、土地は県民共有の財産で、津駅から近い優良物件なので、不当な安価で販売しないよう要請。また、敷地内には地下流水対策として配水管やU字側溝などが設置されており、県もしくは土地を買い取った業者が対策を続けることを求めた。
 出口会長は「具体的な話は出てきていないが、今後のことを考えて早めに公式に要請することにした」と話している。【岡大介】
〔三重版〕

道路補修工事の設計書に誤り、入札延期/川崎

9月3日21時0分配信 カナロコ

 川崎市は3日、同市高津区新作2丁目で施行予定の道路補修工事の入札で、入札希望者に配布した工事設計図書に誤りがあったことが判明したため、4日までとしていた入札日を11日に延期する、と発表した。

 同市高津区役所建設センターによると、同センターが入札参加希望者に配布した設計図書の中で、側溝工事についての記載が設計図面と設計書で違っていたという。受け取った業者からの指摘で発覚し、3日訂正した設計図書を配布した。

 同センターは「複数の職員での再確認など、チェック強化を図りたい」などとしている。