住民自ら道路を「普請」 栃木・那須町が現物支給

6月11日8時0分配信 産経新聞

 那須町は7月から、原材料を地域住民に提供し、道路の補修などをしてもらう「ふるさと道普請事業」をスタートする。

 事業は、町と町民が協働でスリムなまちづくりを目指そうと企画された。

 希望する自治会は町に支給申請を行い、認められれば、50万円相当額を限度に道路補修や側溝整備に必要な原材料が支給される。原則、対象は町道となり、延長50メートル以上で3戸以上の世帯があり、生活道路として利用している関係者の同意が得られていることなどが条件。今年度は300万円を予算化した。

 現在、町の道路維持費は年間約2千万円で道普請事業により、「道路維持費の削減につながる」(町建設課)とみられる。

 町は「地域住民が自分たちの通行する町道を自らの手で整備することにより、愛着をもち地域のきずなも深まるものと期待している」と話している。

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