<九州豪雨>福岡・飯塚で西鉄バス筑豊社長が流され死亡

7月25日13時34分配信 毎日新聞

 25日午前0時ごろ、福岡県飯塚市花瀬の空き地で、同県嘉麻市口春、西鉄バス筑豊社長、柴田政範さん(60)が倒れて死亡しているのを、捜索していた警察官が見つけた。

 県警飯塚署によると、24日午後9時半ごろ、増水のため飯塚市花瀬のコンビニエンスストア付近で孤立し救助を求めていた女性らが「近くにいた男性が側溝に流された」と話したことから、同署などが行方を捜していた。

 当時、現場の水位は大人の胸ほどまであり捜索は難航。水位が下がった25日午前0時ごろ、コンビニの斜め向かいの空き地で見つかった。

 西鉄バス筑豊(飯塚市)などによると、柴田さんは24日、福岡市での会議に出席後、夕方、会社へ戻った。飯塚市は道路冠水でバスが一部運行できなくなったため、社員らが手分けして路線のチェックに出た。柴田さんも午後7時50分ごろ自分の車で会社を出て、1人で現場付近まで行ったとみられる。社員は「社長の性格を考えると、バスの運行が気になってしかたなかったのだろう」と話していた。【伊藤奈々恵】

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