阪神大震災15年忘れるな

阪神・淡路大震災から17日で15年。「防災とボランティア週間」(15~21日)を前に、京都府亀岡市荒塚町の亀岡消防署で14日、地震でがれきに生き埋めになった住民を救助する災害対応訓練が行われ、万一の災害に備えた。

 訓練は午前10時に亀岡市を震源とする震度6弱の地震が発生したとの想定。亀岡消防署庁舎内で緊急招集がかかり、消防隊員らが集合。庁舎裏の側溝にマットをかぶせて再現したがれきの山へ棒状のカメラを入れ、油圧器具や余震感知器を使いながら「痛い所はないですか」「安心して下さい」と声をかけて、被災者に見立てた砂人形を搬出した。

 約30分の訓練後、森滋夫署長が「大震災時に現場で活動した隊員は若手に経験を伝えてほしい。南海・東南海地震では現場へ赴くことを肝に銘じて」と訓示した。

 各消防署では防災期間中、市民向けのイベントを企画している。

 亀岡消防署は16日午前10時からガレリアかめおか(同市余部町)で「防災フェア」を実施する。大震災時の被災状況を写真パネルで紹介し、家具固定や食料備蓄などに関する相談も受け付ける。

 園部消防署は15日午後2時半から衣料品店「ダイコー」(南丹市園部町上木崎町)で地震の揺れを体験できる車両を置き、防災物品などを展示する。

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