浸水情報、携帯で収集 住民をモニターに…近畿整備局

 国土交通省近畿地方整備局は、豪雨の際、各地の浸水情報を携帯電話で住民から集めて分析し、必要な地域に提供する「浸水モニター制度」を創設する。2月に大阪、兵庫両府県を流れる猪名川流域で実証実験を行い、2011年度にも同流域で本格的な運用を始め、他の河川にも広げる。行政と住民が双方向で情報交換する仕組みで、同省によると、実現すれば全国初のシステムになるという。

 同流域での実証実験では、モニター登録をした住民が携帯電話から専用サイトに接続し▽降雨の激しさ▽側溝から水があふれているか▽家屋浸水の深さ――などについて、現状を用意された選択肢の中から入力。同整備局猪名川河川事務所が情報を分析し、浸水状況をメール配信する。

(2010年1月27日 読売新聞)

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