顔見知りの犯行か

村上・殺害遺棄 腕に防御の傷なし
 村上市で国道脇の側溝から切断された男性の胴体と両足が見つかった殺人・死体遺棄事件で、村上署捜査本部は27日、70人態勢で引き続き現場周辺の捜索にあたった。山形県警にも協力を求め、捜索範囲を山形県境まで広げたが、遺体のほかの部位や、遺留品などの発見には至らなかった。

 捜査本部は、遺体の両腕に襲撃から身を守る際にできる外傷がないことなどから、顔見知りによる犯行との見方を強めている。また、犯人は、歯型や指紋などから男性の身元が特定されないよう、頭と両手首を切断し、胴体などとは別の場所に遺棄したとみている。

 捜査本部は、男性が殺害、遺棄されたとみられる21~25日に、遺棄現場近くのUターンスペース「蛇ノ沢洞門回転場」で不審車を見かけなかったかなどの情報を求めている。情報提供は、村上署捜査本部(0254・52・0110)へ。

(2010年5月28日 読売新聞)

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