鹿児島に再び大雨、土砂災害への注意呼びかけ

県内は25日、梅雨前線の北上により、再び大雨に見舞われた。26日も夕方までに、大隅半島を中心に時間雨量が50~80ミリに達する恐れがあるとして、鹿児島地方気象台は土砂災害などへの警戒を呼びかけている。

 同気象台によると、25日は県内のほぼ全域で大雨警報が発令され、曽於市大隅地区では午後3時までの1時間に62ミリを観測。17日午前11時の降り始めから25日午後6時までの総雨量は、鹿屋市・吉ヶ別府で817・5ミリ、同市・輝北で812・5ミリ、薩摩川内市・八重山で808・5ミリと、いずれも800ミリを超えており、地盤が緩んでいる危険性がある。この雨の影響で、大崎町では住宅4棟が床下浸水、南大隅、肝付、屋久島各町では計11世帯20人が自主避難した。

 鹿屋市では断続的に大雨が降り、同市札元1の国道269号では午後5時頃、側溝からあふれた雨水により県道との交差点付近が冠水、通行する車両が、大きな水しぶきを上げていた。

(2010年6月26日 読売新聞)

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