道路の鉄製ふた盗難 新潟

11月1日8時4分配信 産経新聞

 新潟市土木総務課は31日、南区内の道路で計18枚の鉄製ふたが盗まれたと発表した。盗難があった1カ所では、男性(60)が落ちそうになってけがをしており、市民への注意も呼びかけている。

 同課によると、今月17日に、道路の側溝をおおっている網目状で鉄製の「グレーチングふた」(幅約40センチ、長さ約80センチ)15枚、同30日に同様のグレーチングふた(幅80センチ、長さ110センチ)3枚が、何者かに盗まれた。30日夜の盗難では、歩道を歩いていた男性がふたがないことに気付かず、深さ約2メートルの排水路に落ちそうになり、両腕で体を支える際に脇腹を打撲する軽傷を負った。

 被害は数十万円に上り、市は新潟南署に被害届を出した。北京五輪前には全国で鉄や銅の製品の盗難が相次いだが、同課によると市内での盗難例はほとんどなかったという。