2月13日10時20分配信 琉球新報
【石垣】ミニ実験や体験、フォーラム、ライブなどを通して自然環境の保全や石垣島の将来像について考える環境イベント「石垣島ライフスタイルフォーラム2009」が8日、石垣市役所駐車場をメーン会場に行われた。
フォーラムのテーマは「島と共生する暮らし方」。これまで持続可能な観光ビジネスのメニューとして「カーボンオフセットツアー」などを開発・実施してきた石垣市商工会内のいしがきブランディングプロジェクト推進委員会(島田勝也委員長)と、美崎大通り会(大城文博会長)が企画した。
まちなか交流館ゆんたく家で行われたフォーラムでは「島を活かす私のエコチャレンジ」をテーマに八重山高校家庭クラブがエコ活動を発表。アルミ缶の回収費で購入した250枚のエコバッグを生徒たちに配布し、エコバッグ持参率が9%から56%までアップしたことなどを紹介した。
藤田陽子琉大准教授が基調講演を行い「エゴをエコに変えるには」と題して、活動を継続させていくための意識向上やルール作りの重要性を指摘した。
エコチャレンジでは、マイはしや布わらじ、廃油キャンドル作りなどを体験したほか、石垣小学校4年生が雨水溝やグレーチングの脇に「この先、海です。チリを捨てないで」などと描き、雨水溝や道路にたばこの吸い殻や空き缶などのごみを捨てると、水処理施設を通ることなく直接海や川につながってしまうことを警告した。
このほか、クイズラリーや街中自然観察会、ライブなどさまざまなエコイベントが行われた。