26日午前11時20分ごろ、松戸市常盤平5の住宅街の側溝に体長約1メートルのオオトカゲがいるのを近所の女性が発見し、「大型のは虫類のような動物がいます」と110番通報した。松戸東署員が駆けつけたところ、鉄板下の側溝で動いていたオオトカゲを見つけ、捕獲。同署は拾得物として保管し、持ち主を捜している。
名古屋市東山動植物園によると、オオトカゲは、アフリカに広く生息するオオトカゲ科のサバンナモニターで、輸入は可能。おとなしく人なつっこいこともあり、日本ではペットとして人気が高い。
しかし、成長して大型化するにつれ、飼い主の負担が大きくなる側面も。同園のは虫類飼育担当の大津尚史さんは「成長すると体長は1メートルほどになり、大きな容器が必要で、エサやりも大変。は虫類は冬場に気温を暖かく保たなければならないので、経済的に苦しくなって飼いきれなくなることも。引っ越し先がペット不可で困ってしまう人もいる」と指摘する。松戸東署は27日に市と相談して今後の対応を決めることにしている。【荻野公一】