湖岸線に自転車専用帯 諏訪市長が設置検討

更新:2014-9-10 6:01

諏訪市の山田勝文市長は9日の市議会9月定例会の一般質問で、諏訪湖周を走る市道湖岸線に自転車専用通行帯の設置を検討する考えを明らかにした。自転車愛好者の利便性向上に加え、「湖の脇を車がスピードを出して通るのは観光地にふさわしくない」(山田市長)と、道路両側の路肩に自転車が通ることを意識させて車のスピードを抑制させる効果も狙う。平林治行議員の質問に答えた。

市長は取材に「できるだけ早く設置したい」としたが、道路改修に費用がかかることもあり、具体的な設置時期には言及しなかった。

湖周の自転車利用をめぐっては、市が2012年5~7月に諏訪湖畔公園ジョギングロードで歩行者と分けて自転車の走行が可能か調べようと、社会実験を行った。だが、歩行者と自転車が混在して危険なことなどから「自転車走行は困難」とし、別の方法を探っていた。

市建設課によると、区間は下諏訪町境からD51の展示場所(湖岸通り)までの約1.8キロを想定。歩道を含め道路幅員は10メートル前後あり、そのうち路肩部分を中心に片側最低1メートルの幅で自転車通行帯を確保する。12年度に市道に初めて専用帯を設けた沖田線と同様に、路肩に青いラインを引いて車道と区分けすることを検討している。

路肩の傾斜の改修や側溝にかぶせるグレーチングを滑りにくくするタイプに替えるなど自転車が安全に通れるよう整備が必要なため、同課は「最低でも数千万円はかかるのではないか」とする。

山田市長は「設置する方向だが、費用をどれだけ抑えられるか。まず簡単なものからやるという方法もあり、精査している。もう少し待ってほしい」と答弁した。