3月27日10時29分配信 京都新聞
ヨシの栽培や利用促進に取り組む「淡海環境保全財団」(大津市)が整備してきた路面排水浄化施設と太陽光発電パネルの完成式が26日、草津市下物町の同財団ヨシ苗ほ場で行われ、関係者約30人が完成を祝った。
路面排水浄化施設(縦5・5メートル、横6・5メートル、高さ70センチ)は路面の汚れを含んだ降り始めの雨を浄化する。隣接する湖岸道路(約120メートル分)に降った雨を、側溝からヨシと土砂が入った30のろ過層(1メートル四方、高さ50センチ)に浸透させて浄化する仕組み。こうした浄化施設は全国初という。
浄化した水はビオトープに利用するため、ポンプなどの電力をまかなう太陽光発電パネルの付いた屋外体験学習施設も新設した。日本財団の資金援助を受け約4300万円で整備した。