村上の切断遺体:遺棄は5月22日朝以降 3日前まで「なかった」 /新潟

村上市蒲萄(ぶどう)の国道7号脇のUターン場にある側溝で切断された男性の胴体と両脚が見つかった殺人・死体遺棄事件で、遺体は発見される3日前の5月22日午前10時半以降に遺棄されたとみられることが25日、捜査関係者への取材で分かった。この時間帯に側溝内を見た通行人がいたが、遺体などは置かれていなかったという。

 村上署捜査本部のこれまでの調べでは、解剖結果から5月21日以降、殺害・遺棄されたとみられていた。同本部によると、21日から、遺体が発見された25日午前10時35分ごろまでの間、Uターン場にトラックや乗用車がとまっていたなどとの情報が20件ほど寄せられているという。

 一方、同本部は被害男性のDNAから日本人かどうかなどを判別するため、都内の大学の研究者に被害男性の血液を送り、分析を依頼した。

 捜査本部は、被害男性の特徴や遺棄現場周辺の写真を県警のホームページ(http://www.police.pref.niigata.jp/)に掲載。情報提供を呼び掛けている。【畠山哲郎】

鹿児島に再び大雨、土砂災害への注意呼びかけ

県内は25日、梅雨前線の北上により、再び大雨に見舞われた。26日も夕方までに、大隅半島を中心に時間雨量が50~80ミリに達する恐れがあるとして、鹿児島地方気象台は土砂災害などへの警戒を呼びかけている。

 同気象台によると、25日は県内のほぼ全域で大雨警報が発令され、曽於市大隅地区では午後3時までの1時間に62ミリを観測。17日午前11時の降り始めから25日午後6時までの総雨量は、鹿屋市・吉ヶ別府で817・5ミリ、同市・輝北で812・5ミリ、薩摩川内市・八重山で808・5ミリと、いずれも800ミリを超えており、地盤が緩んでいる危険性がある。この雨の影響で、大崎町では住宅4棟が床下浸水、南大隅、肝付、屋久島各町では計11世帯20人が自主避難した。

 鹿屋市では断続的に大雨が降り、同市札元1の国道269号では午後5時頃、側溝からあふれた雨水により県道との交差点付近が冠水、通行する車両が、大きな水しぶきを上げていた。

(2010年6月26日 読売新聞)

村上の切断遺体:あす1カ月 男性の身元、依然不明 布から別人のDNA検出 /新潟

村上市蒲萄(ぶどう)の国道7号脇の側溝で切断された男性の胴体と両脚が見つかった殺人・死体遺棄事件で、胴体が包まれていた布から被害男性のものではないDNAが検出されたことが、捜査関係者への取材で分かった。しかし、状態が悪く、性別などは特定できないという。事件発覚から25日で1カ月。村上署捜査本部は、被害男性と特徴の似た行方不明者らとのDNAなどの照合を続けているが、身元の特定には至っていない。

 遺体のうち頭部と両手首から先は未発見のまま。遺体の腐敗状況から、発見の2日前の5月23日夜に殺害された可能性が高いとみる捜査関係者もいる。

 捜査関係者によると、被害男性のDNAを採取し、約9万人分のDNAが登録された警察庁のデータベースと照合したが、該当するものはなかった。また、関東以北を中心に4月以降、家出人捜索願が出された行方不明者らの情報を収集。家族への聴取やDNAなどで250人以上と照合したが、被害男性とは一致しなかった。

 捜査本部は、現場付近を通行する運送会社や周辺住民らから聞き込み捜査も続けている。遺体が発見された5月25日朝、現場のUターン場に立ち寄ったという男性がいたが、側溝内までは見ていなかったという。【畠山哲郎、川畑さおり、塚本恒】

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 ◆被害男性の身体的特徴◆

年齢:20~30歳前後

身長:175~180センチ

体重:65~70キロ

足のサイズ:24.6センチ

靴のサイズ:26~27.5センチ

血液型:A型

その他:入れ墨、手術痕、やけど、目立ったほくろ、注射の跡などはなし

 ※村上署捜査本部調べ。一部は推定。情報の連絡先は同本部(電話0254・52・0110)へ

高校生殺害事件 解決誓う

五霞町で2003年7月、東京都立高校1年の佐藤麻衣さん(当時15歳)が他殺体で見つかった事件で、遺体が発見された日を前に、県警の捜査幹部ら約20人が21日、現場を訪れ、花を手向け、事件解決への決意を新たにした。

 事件発生時、境署長として捜査に携わった助川大刑事部長は「現場の様子や道路の流れなどがだいぶ変わった」と当時の様子との違いを確認し、「7年前とは違うと思って捜査しないと犯人にたどり着かない」と幹部らに呼びかけた。

 佐藤さんは03年7月9日、同町川妻の町道脇側溝で倒れているのが見つかった。死因は絞殺による窒息死。埼玉県草加市の東武伊勢崎線谷塚駅近くにある瀬崎浅間神社の祭りで同6日夜、出店の手伝いをした後、足取りが途絶えた。

 事件は、07年から始まった公費懸賞金制度の県内適用第1号となったが、これまで犯人に結びつく有力な手がかりは得られていない。また、殺人の公訴時効廃止などを柱とした今年4月施行の改正刑事訴訟法と刑法により、時効廃止の対象事件となった。

 黙とうをささげた助川部長は「あっという間の7年間だった。佐藤さんが元気なら、ちょうど青春を謳歌(おうか)している年代。無念の思いを晴らすため、一層の捜査を進めたい」と話した。

 情報提供は境署捜査本部(フリーダイヤル0120・006・475)へ。7月4日には、同神社境内で境署員らが情報提供を呼びかける。

(2010年6月22日 読売新聞)

軽乗用車脱輪 家族4人重軽傷

南あわじの県道
 20日午後2時30分頃、南あわじ市伊加利の県道で、同市阿那賀の大工竹谷英晃さん(33)運転の軽乗用車が、道路右側の側溝(幅70センチ)に脱輪し、そのまま約3メートル進んで止まった。この事故で、竹谷さんと同乗していた妻(27)が鎖骨骨折、長女(5)が足の骨を折る重傷、長男(6)が軽傷を負った。南あわじ署によると、4人とも病院に運ばれ、命に別条はないという。現場は片側1車線の直線道路。

(2010年6月21日 読売新聞)

大崎事件:「有罪のまま死ねぬ」 83歳・原口さん会見、2次再審へ決意 /鹿児島

79年に起きた大崎事件で、殺人と死体遺棄罪で懲役10年が確定、服役後に再審を求めている原口アヤ子さん(83)=大崎町永吉=が、第2次再審請求を前に17日、会見を開き「やっていない罪のまま死ぬことはできない」と再審請求にかける思いを切々と訴えた。原口さんは逮捕から一貫して関与を否定している。第2次再審請求は8月中の予定。

 事件は79年10月、牛小屋の堆肥(たいひ)の中で、義弟の中村邦夫さん(当時42歳)が遺体で見つかり原口さんと当時の夫らが絞殺したとして殺人と死体遺棄罪で、邦夫さんのおいが死体遺棄罪で起訴された。80年一審判決で原口さんを除く3人は懲役8~1年が確定。原口さんは81年、最高裁で懲役10年が確定し90年まで服役した。3人はすでに死亡している。

 鹿児島市の県弁護士会館で会見した原口さんは報道陣に「私は何もしていない。そうでなければ、何十年も無実を主張できない」と語った。原口さんは服役中「罪を認めたら仮釈放が認められる」と何度も言われたという。だが、関与を否定したまま10年の刑期を終えた。「私は何もやっていないのに刑務所で働かされ、悔しくて悔しくてたまらない」と振り返った。

 発生から30年以上が経過し、原口さん自身も83歳と高齢に。「無実の罪を晴らすまでは、体に気をつけて訴えていきたい」と再審へ意気込みを語った。

 原口さんは95年「絞殺の跡はなく、側溝に落ちた事故死の可能性がある」と再審請求。02年、鹿児島地裁は再審開始を決定したが福岡高裁宮崎支部が04年「新鑑定に有罪を覆す明白性がない」と、地裁決定を取り消した。最高裁も06年1月、特別抗告を棄却した。

 弁護団によると、2次請求では、法医学者や心理学者による、原口さん以外の3人の自白についての信用性を否定する鑑定書などを新証拠として提出する。【黒澤敬太郎】

給油面倒くさい 不正に軽油貯蔵のリース業者摘発

毎回給油するのが面倒だとして会社の敷地内に無許可で大量の軽油を貯蔵していたとして、大阪の重機リース会社が摘発されました。

 消防法違反の疑いで捜索を受けているのは、大阪市此花区に本社がある「永和重機工業」の支店など12か所です。

 兵庫県警によりますと永和重機は、兵庫県西宮市の支店に軽油およそ7.6キロリットルを無許可で貯蔵していた疑いがもたれています。

 今年3月、近くの側溝に油が流れているのが見つかり、通報を受けた警察が調べて不正が発覚しました。

 軽油は貸し出す重機に入れるためのもので、経営者は「毎回、給油するのが煩わしかった」などと話しているということです。

 兵庫県警は、この業者に軽油を販売した岸和田市の石油販売業者なども捜索して容疑の裏付けを進めています。
(06/15 12:18)

クマに襲われ男性重傷 都留

13日午後1時50分ごろ、都留市小形山の山林で、同市川茂の無職佐藤武夫さん(73)が倒れているのを近くで農作業をしていた男性が見つけ、119番通報した。大月署によると、佐藤さんは「クマに襲われた」と話しており、右手首骨折や頭、肩をけがするなどの重傷。銃を持ってイノシシやサルの駆除作業中、突然クマに襲われたという。現場付近は民家や飲食店があり、大月署が周辺のパトロールを強化しているほか、市が防災無線で注意を呼び掛けている。
 現場は、高川山に向かう山道の入り口付近。見つけた男性によると、山中から助けを求める声が聞こえ、現場に駆け付けたところ、山道脇の側溝で、佐藤さんが顔を血だらけにして倒れていた。同署の調べによると、逃げる際に転倒し、身動きできなくなったという。ドクターヘリで神奈川県内の病院に運ばれ、手当てを受けた。
 現場近くでは、前日夕方にもクマの目撃情報があり、市が防災無線で注意を呼び掛けていた。
 佐藤さんが所属する地元猟友会によると、付近ではイノシシやサルが農作物を荒らす被害が相次ぎ、週末に駆除を10人程度で行っていた。13日は市内で射撃大会があったため、佐藤さん一人で見回りに来ていたという。
 近所に住む60代男性は「これまで、クマが住宅地近くに現れることはなかった。子どもたちに影響がないか心配」と話した。
 高川山には登山客も多く、東京からハイキングに来ていた女性(34)は「登山シーズンなのに怖い。注意して山に入りたい」と不安そうだった。

フェンスから側溝に落下? 浦和の京浜東北線線路脇で男性の遺体

10日午前7時半ごろ、さいたま市浦和区東岸町のJR京浜東北線浦和-南浦和駅間で、大宮発大船行き上り普通電車の運転士が、線路左脇の側溝に人があおむけで倒れているのを発見、JR東日本運行センターを通じて110番通報した。浦和署員が駆けつけると、男性は頭を強く打っており、すでに死亡していた。

 浦和署の調べでは、男性は40歳くらいで、死後数時間が経過。頭の傷と側溝の角の形状が一致したほか、近くの高さ約1・5メートルのフェンスにずり落ちた形跡や靴の痕などが残っていたことから、同署は男性がフェンスから何らかの理由で落下したとみて調べるとともに、身元の確認を急いでいる。

岡山の住宅地で砲弾見つかる、一時騒然

 岡山市の住宅地の側溝から「りゅう散弾」という砲弾が見つかり、周辺は一時騒然としました。

 6日午前8時45分ごろ、岡山市中区福泊で、町内会が側溝の清掃活動をしていたところ「砲弾のようなものが見つかった」と110番通報がありました。警察が周辺を立ち入り規制して調べるなど、閑静な住宅地は一時騒然としました。

 「怖いねぇ・・・」
 「こんな近くでそういう危険物があるとは、大変だろなぁ」(近所の人)

 警察が自衛隊に確認した結果、旧日本軍が使っていた「りゅう散弾」とわかりました。爆発の危険性はないとして立ち入り規制は4時間後に解除されました。

 砲弾がなぜ側溝にあったのか、警察で詳しく調べています。(06日17:37)