伊賀タウン情報ユー編集部 (2012年8月30日 16:32)
月: 2012年9月
長野で側溝ふた大量盗難 6月下旬以降山あいの市道で130枚
08月21日(火)
長野市など北信地方の山間部の道路沿いで6月下旬以降、道路側溝を覆う「グレーチング」と呼ばれる格子状の鉄製のふたが大量に盗まれていたことが20日、分かった。県内では本年度、6月までに、中野市や大町市などでも同様の被害があったことが確認されており、被害は拡大傾向。道路を管理する市町村や県は県警に被害届を提出し、定期的にパトロールを行って警戒を強めている。
長野市監理課によると、市北部を中心とした山あいの市道15カ所で6月21日~8月13日、グレーチングなど鉄製のふた計130枚が盗まれているのが確認された。昨年度は1年間で3カ所計23枚だったため、急増傾向にある。同課のある担当者は「場所を変えながら、組織的に盗んでいるのではないか」と推測している。
同市上ケ屋(あげや)の大座法師池近くの市道では、7月20日午前11時ごろ、パトロールをしていた市維持課の男性職員が、長さ約500メートルにわたり道路脇のグレーチング34枚が無くなっているのを発見。歩行者が側溝に落ちないよう、三角コーンやコンクリート製のふたを置くなど対応している。
4月以降6月下旬までグレーチングなど鉄製のふたが盗まれる被害が分かった中野市では、6月下旬から8月9日までに、さらに市道8カ所で計32枚の盗難が判明。同様に、大町市でも8月8日に市道で4枚の盗難が見つかった。
県道や国道でも同様の被害が相次いでおり、県道路管理課によると、本年度、県内の県道や県管理の国道で鉄製のふたが盗まれる被害は9日現在で101枚。長野市37枚、飯山市22枚、下高井郡山ノ内町8枚、千曲市7枚などとなっている。
県警捜査3課によると、被害はいずれも山間部で、「もともと人通りが少ないため、いつ盗まれたかを特定するのも難しい」と指摘。「最近の鉄くず価格は下がっているが、何らかの転売ルートがある」とみて調べている。
グレーチング34枚が盗まれた長野市上ケ屋の市道。転落防止のため三角コーンが置かれている
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