側溝のふた継ぎ目で成長、ど根性ミニトマト にかほ市金浦

 にかほ市金浦字備中の市道の歩道脇で、コンクリートの継ぎ目部分からミニトマトが芽を出し、赤い実を付け始めている。生命力に驚いた住民らは「ど根性ミニトマトだ」と成長を見守っている。

 ミニトマトが育っているのは、阿部喜久雄さん(69)宅前の側溝のコンクリート製のふたの継ぎ目部分。阿部さんによると、8月下旬に芽が出て、9月上旬には実を付け始めた。3個の実が赤く色付いたのは9月26日。背丈は現在約70センチで実は20個以上、残りの実も徐々に赤くなりそうだ。

 約30メートル離れた阿部さん宅の裏庭にミニトマトが植えられており、阿部さんは「裏庭のトマトを食べた小鳥が、コンクリートの継ぎ目にふんを落とし、ふんの中に含まれていた種が芽吹いたのではないか。発芽の理由は、それぐらいしか考えられない」と話している。

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