夜の高原野菜畑

6月25日に「夜の高原野菜畑」としてシカネット防護柵で畑を囲い、爆音器と投光機でシカ食害対策をされている農家の方の現状をお伝えしましたが、昨晩その畑にニホンジカが入り込んでいるのを見かけました。

今朝改めて現場?に向かい、収穫作業をしている農家の方の許可を得て畑の状況を見ました。防護柵の隅が食い破られており、そこが侵入路と思われます。畑の土にはシカの足跡か無数にありました。

農家の方に伺ったところ、今シーズン最後の作付け野菜である白菜の収穫が残り半分になったので、10月に入ってから投光機・爆音器の使用を止めたとの事です。

大きく育った白菜はそれほどの食害は無いとの事ですが、シカが収穫前の白菜を蹴飛ばし移動するので傷が付くとの事でした。

一番被害に遭う頃は、やはり野菜苗を植えつけて間もなくだそうで、食害並びにマルチの踏み抜きで穴を開ける被害が発生するため、ネット・爆音器・投光機等の獣害防除経費として数十万単位での負担を余儀なくされるそうです。

南牧村は国の補助金で、そのシカ食害対策として高さ2mのワイヤーメッシュ防護柵を大規模に敷設し始めたみたいです。農道で柵が途切れる部分には、道路に大きなグレーチングを埋めこみシカが渡れない様にするそうで、既に工事行われています。

現代版のシシ垣でシカの食害が減り、農家の方が安心して野菜作りが出来る事を祈るばかりです。

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