平岡さんの靴か 寮近くの側溝で発見…島根女子大生遺体遺棄事件

島根県立大1年の平岡都さん(19)(島根県浜田市)の遺体遺棄事件で、平岡さんが行方不明当時に履いていたとみられる靴の片方が30日、学生寮近くの道路沿いで見つかった。アルバイト先のショッピングセンターから寮への帰宅経路に近く、島根、広島両県警の合同捜査本部は平岡さんの足取りを解明する手がかりになると判断。この場所で事件に巻き込まれたか、犯人が警察の捜索後に靴を捨てた可能性もあるとみて調べている。

発表によると、見つかったのは、黒色のスニーカーの左足用で、血痕はなかったという。平岡さんが住んでいた学生寮の北東約400メートルにあるバイパス高架下の側道沿いの側溝(幅、深さ約30センチ)で、捜査員が発見した。両県警は、平岡さんの靴かどうか確認を急ぐとともに、付着している土などの微物鑑定も進める。

 平岡さんは10月26日夜、センターを出た後、連絡が途絶えた。センターから学生寮までは約2キロ。靴が見つかったのは、平岡さんが普段、よく利用していた道と交差する側道を約30メートル東に入った場所だった。周辺は街灯がなく、夜間の人通りも少ない。

 両県警は、靴の発見場所近くで、不審者や不審車両を目撃した人がいないか、聞き込み捜査を進め、まだ見つかっていないバッグなどや、犯人につながる遺留品がないか周辺を捜索している。一方、この側道周辺は、平岡さんの捜索願が出た10月28日から11月4日までの間、島根県警が捜索していた。この日、発見した時は、側溝の中に雑草が生えていたが、靴は見える状態だったという。

 平岡さんの遺体の一部が広島県北広島町の臥龍山中で最初に見つかったのは11月6日。両県警は犯人が、捜索後に隠し持っていた平岡さんの衣服や靴、所持品などを、それぞれ別の場所に捨てた可能性も捨てきれないとしている。

 センターから約500メートルのコンビニ店など周辺の防犯カメラに平岡さんの姿は映っていなかったが、角度によっては姿をとらえられない場合もあるという。

(2009年12月1日 読売新聞)

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