下益城郡美里町などの町道や県道で、鉄製の側溝のフタ計100枚以上がなくなっているのがわかりました。警察は何者かが盗んだものとみて調べています。美里町によりますと、今月10日の朝、住民から「側溝のフタがなくなっている」と通報があり、調べたところ町道で14枚の鉄製のフタがなくなっていました。その後も住民から通報があり、今日までにわかっているだけで計68枚のフタがなくなっているということです。なくなったフタは鉄製で幅が約40センチ、長さが約50センチと1メートルの2種類あり、長さが1メートルのものは重さは30キロを超えるということです。また、宇城地域振興局などによりますと、美里町や宇城市豊野町、上益城郡甲佐町などの県道などでも同じように側溝のフタが計50枚以上なくなっているということです。側溝のフタがなくなった場所はいずれも家が少なく、人や車の通行量が少ない場所に集中していて、工事中で通行止めになっている区間からもなくなっていました。美里町などはフタがなくなったところに目印を置くなどの対策をとっていますが、これからの季節は山菜を採るために町道を通る人が増えることから注意を呼びかけています。