セアカゴケグモ:名張・希央台の市道周辺、新たに雌29匹・卵46個 /三重

10月21日14時1分配信 毎日新聞

 ◇側溝やふたの裏から--市職員が駆除、作業はきょうも
 有毒のセアカゴケグモが見つかった名張市希央台3の市道周辺で20日、市職員が調査、駆除作業をしたところ、側溝のコンクリートや鉄製のふたの裏から新たに雌29匹、卵46個が見つかった。島藤好孝・環境対策室長は「これまで側溝からは見つかっておらず、これほど繁殖しているとは思わなかった」と話した。21日も作業する。
 調査区間は、市道東町中川原線のうち、国道165号交差点以北の約450メートル。この日、島藤室長ら職員6人が、これまで9匹が見つかった西側歩道の約200メートルで植え込みを重点的に調べた。さらに、雨水の側溝(深さ40センチ)のふた(幅40センチ、長さ50センチ)を外して確認したところ、裏側にセアカゴケグモが巣を張り、大豆大の白い卵を産みつけていた。スプレーの殺虫剤で駆除した。
 同室によると、側溝内は通常、水はなく、気温も高いことから繁殖に適していたとみられる。21日は西側の残る250メートルと東側歩道を調べる。【渕脇直樹】
〔伊賀版〕

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