11月6日13時1分配信 毎日新聞
勝浦市杉戸の建設業、藤江勉さん(56)方前の道路側溝から柿の木が成長し、今年初めて実をつけた=写真。コンクリートの塀と側溝の間に育った木に藤枝さんは「よく育ってくれました」と、ど根性ぶりに感心している。
6、7年前、自宅の周囲を掃除していた藤枝さんが、側溝のふたのすき間から伸び始めた柿の苗を見つけた。「抜いてしまおうか」とも思ったが、そのままにしていたら伸び続け、約1メートルに。今年初めて3個の実がなった。「強風で倒れるのではと心配したが、しっかり根を生やしている」。自宅の柿の実が落ち、種が芽を出したらしい。家族は「どこから栄養を取っているのか」と柿の話題で持ちきりだという。【吉村建二】