6月22日17時10分配信 紀伊民報
和歌山県白浜町十九渕の側溝沿いの斜面でハンゲショウ(ドクダミ科)の葉が涼しげに白く色付き始め、通行人を楽しませている。
ハンゲショウは水辺に生える多年草で、季節になると花に近い葉の半分が白色になる。夏至から11日目の新暦の7月2日ごろにあたる半夏生(はんげしょう)のころに白く変わることや、その様子が半分おしろいで化粧したように見えることなどが名前の由来になったという。
近くで喫茶店を経営する小川昭造さん(67)は「紀南では珍しい自生地だが、すぐ近くが高速道路予定地になっている。移植も難しそうで、もし絶えてしまうと残念」と話している。
7月中旬ごろまで見ごろという。