7月8日12時2分配信 読売新聞
8日午前8時20分頃、福岡市南区曰佐1の無職男性(72)から「小学生が大砲の弾のようなものを拾って持ってきた。自宅で保管している」と近くの交番に連絡があった。
福岡県警南署は男性宅周辺の25世帯を避難させ、周囲50メートルの道路を通行止めにしたが、通報を受けた陸上自衛隊が爆発の危険性がないことを確認し回収。約2時間半後に規制は解除された。
発表によると、旧日本軍の速射砲の弾頭とみられ、長さ22センチ、直径5センチ。信管はなかった。
見つけたのは、曰佐小4年男児。男性は小学生の登校の安全を見守るボランティアで交差点に立っていた。
男児は6月29日、近くの側溝に落ちているのを発見。しばらく放置していたが、6日に拾い、友人宅の塀の上に置いていたという。その後家族に相談。担任教諭に知らせるため、8日朝に砲弾をバッグに入れて学校に持って行く途中だった。一部がはみ出していたため登校中の友人らが気づき、「何これ」と騒いだ。男児は嫌になって、男性に手渡したという。