7月11日12時0分配信 毎日新聞
能代市二ツ井町の県営水田基盤整備事業で造成された転作農地の畦畔(けいはん)が無断で削り取られた問題で、この農地がある富根土地改良区の池端重光理事長は10日、理事長と理事を引責辞任した。
池端理事長は、作業に支障があるとして畦畔2カ所計100メートルを削り取った農業法人「富根フォーム」の代表。同日の緊急理事会で「問題の責任を取って辞任することにした。県側からは畦畔の原状回復を求められており、回復に努力している」と話した。
同改良区はコンクリート製U字溝206本が不適切に処理されていたことも発覚した。【田村彦志】