香川県は29日、外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」6匹を香川県坂出市番の州緑町のコスモ石油坂出製油所内で発見したと発表した。セアカゴケグモが確認されたのは四国で初めてという。
香川県によると、同社の男性職員が25日、工場内の側溝で4匹を発見し駆除。29日にも2匹を確認し、外来種の可能性もあるとみて、1匹を生きたまま香川県中讃保健所に持ち込んだ。被害を受けた人はいない。
セアカゴケグモのメスは体長10ミリほどで背に赤色の模様があるのが特徴。かまれると腫れと痛みがあり、病院で治療を受ける必要があるが、命にかかわることはないという。
香川県は30日、同所でクモの確認作業と駆除を実施する予定。見つけても素手で触らないよう県民に注意を呼び掛けている。