◇卵のうも238個、健康被害の報告なし--鴻之台、希央台地区
有毒のセアカゴケグモの駆除作業が22日、名張市鴻之台、希央台地区であり、過去最高数の雌39匹、卵のう238個が見つかった。
昨年10月に市内で初めて見つかり、以来12回にわたり市職員らが駆除をしてきた。4月の前回は、雌24匹、卵のう49個を確認、駆除した。
この日、市職員4人が作業。バールなどで側溝のふたをこじ開けると、裏側に直径約1センチの白い卵が産み付けられていたり、背中に赤い帯状の模様がある成体が見つかった。職員は殺虫スプレーの吹き付けや、踏みつぶすなどして駆除した。
島藤好孝・市環境対策室長は、大幅には増えてはいないとしたうえで、「今後、年2~3回くらいは駆除したい」と話している。これまで健康被害などは報告されていない。【宮地佳那子】
〔伊賀版〕