出産直後の乳児死亡、側溝放置疑い32歳母聴取へ

23日午前11時40分頃、福岡県直方市知古のクリーニング工場の敷地内で、コンクリート製の側溝(幅、深さとも23センチ)に生まれたばかりの裸の乳児が放置されているのを男性従業員(34)が見つけ、110番した。乳児は搬送先の病院で間もなく死亡した。母親(32)が「自分で捨てた」と話しており、県警直方署は保護責任者遺棄致死などの疑いで調べている。

 発表によると、母親は工場従業員。乳児は男の子で目立った外傷はなかったという。母親は同日午前8時に出勤して約1時間後、「トイレで出血した」と言い残して退社した。

 トイレには血痕があり、同署はここで出産した直後に乳児を捨てたとみている。同署は母親の回復を待って詳しく事情を聞く方針。

(2009年12月24日 読売新聞)

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