表彰:同僚をAEDで救命 下関市が職員6人を /山口

下関市は29日、清掃業務中に心筋こうそくで倒れた同僚に迅速な救命措置を施し、一命を助けたクリーン推進課の環境主任技師ら6人を表彰した。市では職員が自動体外式徐細動器(AED)操作などの実習を受けており、奏功した。

 表彰されたのは、環境主任技師の▽渡辺和夫さん(62)▽岡本義広さん(50)▽林真也さん(49)▽松村一男さん(54)▽小熊展充さん(47)--の5人と、環境技師の福間丈志さん(39)。

 市によると、16日午前11時ごろ、同市安岡町の市立安岡小学校前で側溝の清掃作業をしていた環境主任技師の男性(63)が突然、心筋こうそくで倒れたという。一緒に作業していた6人は救急車が着くまでの間、心臓マッサージや気道確保、AEDによる処置などを続けた。男性は29日、リハビリを始めるまでに回復したという。

 中尾友昭市長から表彰状を受け取った6人は「必死だった。仲間の命を助けられたことが一番うれしい」と話していた。【取違剛】

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