養豚場汚水で監視カメラ設置

島根県邑南町の養豚業「いわみファーム」の汚水問題で、町は日貫農場(同町日貫)が放流するふん尿処理水を24時間態勢で監視するビデオカメラを設置し、12日、工事を完了した。

 1台を養豚場直下の町有地に設置し、側溝を流れる放流水を昼夜を通じて録画。町はビデオ映像で放流水の濁り具合をチェックし、同社が下流の江尾自治会(江津市桜江町)などと結ぶ覚書の基準内の水質かどうかを判断。禁止を指導している夜間放流がないかも確認する。カメラの設置費用は約50万円。

 町や県などは5月上旬、職員が交代で養豚場を終日監視したが、口蹄(こうてい)疫予防のため、約1週間で中止していた。町農林振興課は「カメラによる徹底的な監視が抑止力になれば」と期待している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA