穀倉地帯の”水源”守れ

井上幹事長ら現地調査 「安積疏水」の改修急務
福島・郡山市、猪苗代町
.事業仕分けで工事が不採択、生活守る姿勢欠く鳩山政権

福島県郡山市や周辺地域の穀倉地帯を潤す農業用水路「安積疏水」の改修工事が昨秋、鳩山政権が行った事業仕分けで国営かんがい排水事業として不採択となり、農家の間で不安の声が高まっている。この実情を調査するため、公明党の井上義久幹事長は6日、党福島県本部(甚野源次郎代表=県議)の議員団と同疏水を訪れた。

井上氏らは、郡山市内にある安積疏水土地改良区の事務所で本田陸夫理事長らから同疏水の現状について説明を受けた。

席上、伊東豊美主幹は「疏水は福島県の郡山、須賀川、本宮の3市と猪苗代町、大玉村の9600ヘクタールの水田に農業用水を提供し、9300戸の農家の”生命線”である」と説明。その上で「猪苗代湖から取水した水を流す上流部水路のトンネル(延長4.46キロメートル)のコンクリートが劣化し、亀裂や地下水が漏れている個所が600カ所以上、見つかった。放置すれば地震などで崩落する恐れもある」と報告した。さらに「疏水の水は、側溝などの環境用水としても使われており、市民生活に不可欠だ」と強調した。

本田理事長は「疏水は郡山市の”血管”。この問題に現場第一主義で一生懸命、取り組んでいる公明党に感謝している」と語った。

この後、井上氏らは、安積疏水の水を郡山市と須賀川市に分ける施設「田子沼分水工」(猪苗代町)を視察。水門の鉄板や開閉施設が腐食している状況を調査した。

視察を終えた井上氏は「農業生産や市民生活の基盤である安積疏水の改修のような公共事業は前倒ししてでもやるべきだ。鳩山政権には生活や生命を守る基本的な姿勢が欠けている」と強調。「県、市町村と連携し、一日も早く改修に着工できるようあらゆる努力をしていく」と述べた。

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