近畿地方中・南部、24日朝から午後も激しい雨の恐れ

低気圧の影響で、西日本各地では、23日夕から強風を伴う雨に見舞われ、倉庫のトタン屋根が吹き飛ぶなどの被害が出た。大阪管区気象台によると、近畿地方の中・南部では、24日朝から午後にかけ、1時間あたり50ミリ前後の雷をともなう激しい雨が降る恐れがあり、土砂災害や河川の氾濫(はんらん)の警戒を呼びかけている。

 同気象台によると、22日午後11時30分からの24時間雨量は、高知県室戸市で261ミリ、和歌山県新宮市で158・5ミリを記録。24日夜までの24時間雨量は、近畿南部で300ミリ、中部で250ミリと予想される。

 三重県亀山市の東名阪自動車道では、23日午後8時15分頃、道路沿いの斜面が約30メートルにわたって崩落。上り車線をふさぎ、一部が通行止めとなった。

 大阪府警枚岡署などによると、同府東大阪市桜町で、倉庫のトタン屋根の一部(縦5メートル、横20メートル)がはがれて飛び、側溝に落ちた。同府柏原市の近鉄大阪線大阪教育大前駅では、外壁を覆う合板1枚(縦1・4メートル、横0・2メートル、約4キロ)が強風で落下。いずれもけが人はなかった。関西電力によると、東大阪、同府八尾両市で、風で飛ばされた木が電線を切断するなどし、23日午後5~10時に計2000世帯が断続的に停電した。

(2010年5月24日 読売新聞)

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