路面排水浄化施設が草津に完成  淡海財団 太陽光発電パネルも 

3月27日10時29分配信 京都新聞

 ヨシの栽培や利用促進に取り組む「淡海環境保全財団」(大津市)が整備してきた路面排水浄化施設と太陽光発電パネルの完成式が26日、草津市下物町の同財団ヨシ苗ほ場で行われ、関係者約30人が完成を祝った。
 路面排水浄化施設(縦5・5メートル、横6・5メートル、高さ70センチ)は路面の汚れを含んだ降り始めの雨を浄化する。隣接する湖岸道路(約120メートル分)に降った雨を、側溝からヨシと土砂が入った30のろ過層(1メートル四方、高さ50センチ)に浸透させて浄化する仕組み。こうした浄化施設は全国初という。
 浄化した水はビオトープに利用するため、ポンプなどの電力をまかなう太陽光発電パネルの付いた屋外体験学習施設も新設した。日本財団の資金援助を受け約4300万円で整備した。
 

列車と建設重機接触で3人けが 静岡

3月18日7時56分配信 産経新聞

 17日午後3時25分ごろ、静岡県掛川市幡鎌の天竜浜名湖鉄道線路上で、乗客22人が乗った掛川発天竜二俣行き下り列車と、近くで工事を行っていた建設重機のアーム部分が接触し、列車の窓ガラス4枚が割れ、破片で女性客3人が顔や腕に軽傷を負った。

 掛川署の調べによると、重機は近くの道路側溝を埋め立てる作業を終え、片づけ作業中だったという。同署で原因を調べている。現場は同鉄道原田駅の南約400メートル。

盗難:上津江3セクで給湯器14台 「金属わずか、何に?」 /大分

3月15日13時2分配信 毎日新聞

 日田市上津江町にある第3セクターの娯楽・宿泊施設「上津江フィッシングパーク」で13日朝、コテージやペンション23施設中13施設の給湯器14台(90万円相当)が盗まれているのを職員が見つけ、日田署に通報した。
 市上津江振興局によると、炊事や風呂用の給湯器は台所外壁に取り付けられ、ねじ回しなど簡単な工具で外せた。12日夜~13日早朝に盗まれたらしい。現場にはトラックのタイヤ跡や足跡があった。
 フィッシングパークでは自然の河川でヤマメやニジマス釣りができ、宿泊施設、食堂もある。オフシーズンで宿泊者はいなかった。昨年は駐車場の側溝ぶた90枚の金属盗に遭った。振興局職員は「給湯器はやや古くて金属部分は少なく、一体どうするんでしょうね」と首をかしげていた。【楢原義則】

飲酒運転:八戸駐屯地内で陸曹が事故 停職13日の懲戒 /青森

3月11日11時1分配信 毎日新聞

 八戸市の陸上自衛隊八戸駐屯地は10日、駐屯地内で飲酒運転したとして、第9飛行隊の男性1等陸曹(39)を同日付で停職13日の懲戒処分にしたと発表した。1等陸曹は同日、依願退職したという。
 広報室によると、1等陸曹は先月15日午前6時15分ごろ、酒に酔って自家用車を運転し、側溝のコンクリートブロックにぶつかった。呼気1リットルあたり0・69ミリグラムのアルコールが検出された。駐屯地内の事故のため、道交法違反などは問われない。【喜浦遊】

新郷村:溝掃除を事業化 村民160人を募集 /青森

3月10日12時1分配信 毎日新聞

 景気悪化を受けた国の雇用支援策「ふるさと雇用再生特別交付金」で、新郷村は村の溝掃除を事業化し、作業をする村民160人を募集している。手当は1日6000円。
 村道や農道の脇にある側溝の土やゴミを取り除くのが仕事。これまでは雪が解けた春に村職員が除去したり、地域住民がボランティアで掃除していた。村は「山間部で泥道も多いので、側溝掃除は必須。村民の生活支援にもなり、村もきれいになる」と話している。
 募集は25日まで。人数は160人で、期間は4月の10日間を予定。条件は80歳未満の村民であることと、掃除用のスコップを持参すること。9日現在、応募数は約25人という。問い合わせは新郷村役場(0178・78・2111)。【喜浦遊】

日新製鋼、取締役が報酬を一部返上=鋼板カルテル事件で

3月6日20時1分配信 時事通信

*日新製鋼 は6日、建材用亜鉛めっき鋼板をめぐる価格カルテル事件で同社が東京地検から起訴されたことを受け、3月から5月までの3カ月間、鈴木英男社長と小野俊彦会長が基準報酬の3割、副社長2人が2割を返上する社内処分を決定した。残りの4人の取締役も1カ月間、1割を返上する。 

家庭ゴミ不法投棄に8万円罰金刑、繰り返し悪質…静岡簡裁

3月1日9時39分配信 読売新聞

 家庭ゴミ800グラムを市道に不法投棄したとして、静岡市駿河区の無職男性(68)が廃棄物処理法違反の罪で、静岡簡裁で罰金8万円(求刑・罰金15万円)の判決を受けていたことが28日、わかった。

 静岡市が「男性を指導したが不法投棄を繰り返した」として、静岡中央署に通報していた。同市産業廃棄物対策課は「不法投棄はゴミの量が問題ではない」とし、ゴミが出やすい春の引っ越しシーズンを前に警戒を強めている。

 捜査関係者らによると、男性は2008年5月18日午前、同市葵区黒金町のJR東海道線の高架下付近に、総菜の空きパックなどが入ったゴミ1袋を捨てたとして、静岡簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。男性は「納得できない」として正式裁判を求め、公判が開かれていた。

 男性の弁護人によると、男性は「(ゴミは)捨てたのではなく置いただけ。後で取りに来ようと思った」などと無罪を主張。類似事件と比較しても起訴はバランスを欠き、検察官による公訴権の乱用と主張したが、認められなかったという。

 同市では、不法投棄されたゴミから捨てた個人を特定できれば指導し、それでも従わない場合は積極的に警察に情報提供しているという。

 同市が家庭ゴミなど一般廃棄物の不法投棄を警察に通報した件数は、05年度9件、06年度11件、07年度は16件と増え続け、08年度は2月23日現在で17件に上る。

 05年5月には、大学進学のために同市駿河区に転入した学生の両親が、引っ越しで出たゴミを道路の側溝などに捨てたとして、計40万円の罰金が科せられた例もあるという。